トップページ > ツーリングに行く前にバイクの整備をしよう
バイクでショートツーリングや長期間の日本1周などの旅行に出発する前には、簡単なメンテナンスをしてバイクが安全に走れるように定期的に整備しておきましょう。
バイクは様々なパーツを組み合わせて作られているので、部品の経過時間や走行距離と共に劣化や消耗をしていき、最後には各部品は寿命を迎えるので、新品の部品と交換して修理しながら正常に動くように整備するという使い方をします。
バイクは、メンテナンスをせずにツーリングに出発してツーリング中にバイクが故障して走行不可能となってしまったら楽しいツーリングが中止になってしまいますよね。おまけにツーリング先でバイクショップを探して高いお金を払ってバイクを修理させなければいけなくなります。
バイクに重大なトラブルが起きてから修理するという乗り方をしていてはバイクにとって良くないので、大きなトラブルが起きる前に簡単な点検を行ってダメそうな箇所が見つかれば修理するかどうか検討してください。
例えば、日常点検で行うこととしては、
などのような項目を事前にバイクに不調な箇所がないのかを点検し、もし、不調な箇所があればその箇所の部品を交換することをおすすめします。
また、ヘッドライトやテールライトなどの灯火類は突然バルブが切れるので、中古車を購入した方はすぐに新品に交換するか予備を持ち歩くのがいいでしょう。
ツーリングに行く時に積み忘れしやすい持ち物としては作業工具が思い浮かびます。
※持って行った方がよいおすすめの工具は、コンビネーションレンチ、六角レンチ、プラス・マイナスドライバー、プライヤーです。
ツーリングに工具自体を持って行かないという方は多いと思いますが、ツーリングには車載工具を忘れずに持って行くようにしてください。工具を持っていれば、カウルを外したり、緩んだネジを増し締めしたりできますので、簡単なトラブルならその場でバイクショップの応援を呼ばなくても解決できます。
エンジンオイルは、エンジンの潤滑、冷却、洗浄を行う為の大切な液体です。エンジンオイルが不足、又は汚れていると走行中にエンジンにダメージを与えるので注意してください。
バイクのエンジンの種類で交換方法は異なります。2ストロークエンジンはオイルを補充します。4ストロークエンジンは汚れているオイルを抜き取って新品のオイルに交換します。
スーパーゾイルは、エンジンの回転を滑らかにするエンジンオイル添加剤です。スーパーゾイルの効果は、アイドリングの安定、エンジンの音と振動の低減、燃費の改善などがあります。
ブレーキオイルは、走行中のバイクを減速させたり停止させる為に必要な液体です。リザーバータンク内のブレーキオイルの量が規定量入っているのか日常点検で確認しましょう。
ブレーキパッドは、ブレーキオイルと同様に走行中のバイクを減速・停止させる為に必要なパーツです。パッド部分(摩擦材)の残りの厚さが2ミリ以下になったら交換時期です。
ブレーキパッドの厚さが2ミリ以下になったら新品のブレーキパッドに交換してください。交換方法はブレーキキャリパーから古いブレーキパッドを抜き取って入れ換えるだけです。
点火プラグは、エンジン内部で燃料と空気を燃焼させる為に必要なパーツです。新品のプラグの電極の角は角ばっていますが、使いこんでいくと電極の角が丸くなってくるので新品と交換してください。
チェーンは、エンジンで発生させた動力を後輪に伝達する為に必要なパーツです。チェーンは、チェーンアジャスターでたるみが調整できなくなったり錆がひどくなると交換時期です。
タイヤは、バイクを走らせたり止まらせたりする時に必要なパーツです。タイヤのトレッド部の溝の残りは適正か、ひび割れはしていないか、空気圧は適正かを日常的に確認してください。
タイヤの空気圧は、グリップ力、燃費、ハンドリング性能に大きく影響を与えます。タイヤの空気圧は何もしていなくても徐々に減ってくるので適性値となるように調整してください。
バッテリーは、エンジンを掛けたり電装品に電気を供給する為に備え付けられている大切なパーツです。バッテリーが弱ってきたことに気がついたら充電するのではなく新品(2~4年ごと)と交換してください。
冷却水は、エンジンで発生した熱を奪い取ってエンジンを冷やし温度制御をする働きをします。冷却水の性能を維持する為には定期的(2年ごと)に新品に交換する必要があります。