バイクのドライブチェーンの役割、交換時期、メンテナンス方法の基礎知識

ドライブチェーンのメンテナンス方法を身に着けて

風とともに大地をかけぬけよう素晴らしい景色が待っています

バイクのドライブチェーンをメンテナンスする時の基礎知識

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バイクのドライブチェーンは、エンジンの燃焼室で混合気が燃焼した時に発生したエネルギーを後輪に伝える目的で使うものです。

バイクに長い間乗っているとドライブチェーンがたわんできたりオイル切れで錆が発生するので定期的にメンテナンスすることをおすすめします。

ドライブチェーンのメンテナンス方法は、チェーンがたわんでいたらチェーンアジャスターを調整する、チェーンがオイル切れになっていたらクリーナーで綺麗にしてからオイルを散布するという作業です。

ドライブチェーンのメンテナンスはバイクショップに依頼することが普通ですが、コツをつかめば自分で簡単に行うことができます。

バイクのドライブチェーンのメンテナンス作業で覚えておきたい基礎知識を紹介します。

目次

ドライブチェーンの役割

バイクのドライブチェーン

バイクは、空気と燃料を混ぜ合わせた混合気というものを燃やした時に発生した爆発力でエンジンを回していますが、ドライブチェーンはエンジンの動力を後輪に伝達する為にクランクシャフトから回転力を取り出す目的で必要なパーツです。

後輪に動力を伝えるには、エンジン側と後輪側にスプロケットといわれる歯車が必要になります。スプロケットは、長期間使うと錆びたり摩耗や損傷し、ドライブチェーンは錆や摩耗の他に伸びるので、安全に走行できるように定期的に状態を確認してください。

バイクの種類によっては、ドライブチェーンの代わりにゴムベルトを採用している車種もあります。また、ドライブチェーンもゴムベルトも使わずにシャフトで後輪に動力を伝えるバイクもあります。ゴムベルトやシャフト駆動では、ドライブチェーンのように給油しなくていいのでメンテナンスが少なくて済むというメリットがあります。

ドライブチェーンの交換時期

ドライブチェーンの交換時期は、乗り方やメンテナンスのやり方によって大きく違ってきます。走行距離が2万kmでダメになる方もいれば、4万km乗っても大丈夫な方もいますので現車のドライブチェーンの状態を確認してから決めてください。

一般的には、ドライブチェーンはチェーンアジャスターで調整できないくらいに伸びてしまったら交換時期となります。

また、ドライブチェーンが錆びついていたり固着して動きが悪い時は交換した方がいいと思います。ドライブチェーンはとても錆びやすいので、雨の日にバイクに乗られる方は十分気をつけてください。

ドライブチェーンには値段が安いものから高いものまでいろいろな種類があります。チェーンを新品に交換する時は、

  • 錆びに強いもの
  • チェーンオイルの保持力が良いもの

を選ぶとチェーンの耐久性が上がるので交換サイクルを長くすることができます。

但し、ドライブチェーンのサイズはバイクごとに指定されているので取り扱い説明書で確認してください。

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ドライブチェーンのメンテナンスはいつ行えばいいの?

ドライブチェーンを長い期間最善の状態に保ってバイクに乗り続ける為には、定期的にメンテナンスが必要になってきます。

ドライブチェーンのメンテナンスをする時は、次の2点をしっかり行ってチェーンの寿命を延ばしてください。

  • ドライブチェーンの張り具合を確認してたるみが大きくなってきたら、適性のたるみとなるように張りの調整をすること
  • ドライブチェーンは長期間使っていると、錆が発生したり連結部分が硬くなって固着してくるのでケミカルで清掃と給油をすること

この、チェーンの張り具合とチェーンオイルの散布の2点を適切に行うことで良好なバイクの状態で運転することができます。

ドライブチェーンの貼り具合の調整方法

バイクに長期間乗っているとドライブチェーンが伸びて(たるんで)きますので、早めにチェーンアジャスターで適性のたるみになるように調整してください。
※チェーンがたるんでいるとガシャガシャ音がして異常に気付くと思います。

チェーンがたるんだまま走行していると、最悪な状態ではスプロケットからチェーンが外れてバイクが損傷する可能性があるので気を付けてください。

一般的には、新車を購入したりチェーンを新品に交換した時はチェーンは伸びやすい傾向にあります。

ドライブチェーンの清掃と給油方法

ドライブチェーンに給油する時は、まずはドライブチェーンの汚れをしっかり取り除きましょう。

ドライブチェーンを清掃する目安としては約500~1000km走行ごとです。清掃方法は、チェーンクリーナーをドライブチェーンに直接吹きかけてブラシで磨いた後にウエスなどで汚れをふき取ります。
※必ずチェーンクリーナーで汚れを落としてください。パーツクリーナーでも油汚れは落ちますがOリングを傷める恐れがあります。

ドライブチェーンの汚れを落とした後は、潤滑や防錆効果があるチェーンオイルをドライブチェーン全体に吹きかけてください。
※バイクのドライブチェーンは必ずバイク用のチェーンオイルで潤滑してください。CRC5-56で潤滑すると油の粘度が低いので効き目は長持ちしませんしOリングを傷める恐れがあります。

なるべく錆が発生しないように良い状態で使用できるように努めるとドライブチェーンは長持ちします。

ドライブチェーンの清掃と給油に使うケミカル用品について

バイクのチェーンオイルとチェーンクリーナー

ドライブチェーンのメンテナンスをするには、チェーンクリーナーで清掃した後にチェーンオイルで潤滑を行います。

上の写真の左の缶はチェーンオイル、右の缶はチェーンクリーナーです。チェーンオイルは浸透性が良く、また、走行中に飛び散りにくいものを選ぶのがいいと思います。

おすすめのチェーンクリーナー

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チェーンクリーナーは、バイクのドライブチェーンの汚れを落とす目的で使います。

使い方は、チェーンクリーナーをドライブチェーンにまんべんなく吹きかけてブラシでこすって汚れを落としていきます。

いろいろなメーカーからチェーンクリーナーは販売されていますが、クレの製品は価格は安いですが性能面で問題はなくしっかり汚れは落とせるのでおすすめです。

おすすめのチェーンオイル

ワコーズ CHL チェーンルブ 浸透性チェーン用防錆潤滑剤 A310 180ml A310>アマゾンはこちらから

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チェーンオイルは、チェーンクリーナーで清掃した後にドライブチェーンを保護する目的で使います。

ワコーズのチェーンオイルは、走行時でも飛び散りにくい性質があるので長期間潤滑効果が発揮でき、埃も付着しにくいという特徴があります。

また、ドライブチェーンを潤滑させる他にも防錆効果もあるので、チェーンオイルを吹きかけておけばチェーンが長持ちします。

チェーンオイルは価格の安さで決めずに信頼できるメーカーの商品を購入するようにしましょう。

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