トップページ > バイク旅行の準備を始めよう > バイク旅行で使うガスボンベの使い方と選び方
ガスボンベは、ガスバーナーと一緒に接続して、ガス火の燃料として使うものです。
キャンプツーリングでガス火を使って自炊される方はアウトドア用のガスボンベを用意してください。
アウトドア用品店に行くといろいろなガスボンベが並んでいますが、ガスの成分の違いで火力が違っていますので製品の説明をよく読んでから選んでください。
ガスボンベの使い方と選び方の基礎知識を紹介します。
目次
キャンプツーリングやバイク旅行に行ってキャンプ場などで自炊をしてご飯を炊いたり、お湯を沸かしたり、食材を買ってきて料理を作ったりしてみようと考えている方は、キャンプで使う最低限必要な自炊道具として、
の3点を揃えてください。
クッカー、ガスバーナー、ガスボンベという自炊道具の役割を説明すると次の通りです。
クッカー、ガスバーナー、ガスボンベには、価格が安い商品から高い商品までいろいろな種類があります。価格が高いからといって決して使いやすい商品とは限らないので、自分の旅行スタイルの目的に応じて使い分けてください。
アウトドア用のガスボンベを選ぶ時の注意点としては、次のことが挙げられます。
このように、ガスの成分の違いで性能が大きく異なってくるので、商品の説明文をよく読んでから選んでください。
また、バイクには荷物を積むスペースが限られているので、重量とサイズを意識して選ぶといいです。
それでは、キャンプツーリングで使うアウトドア用の自炊道具(ガスボンベ)の使い方と選び方を見ていきましょう。
アウトドア用のガスボンベは、連結部分が同じタイプのアウトドア用のガスバーナーにセットして使います。
一般的には、同じメーカー同士のガスボンベとガスバーナーを連結させて使用します。他社メーカーのガスバーナーとガスボンベを連結させても使えないことはないですが(私は他社メーカー同士のガスバーナーとガスボンベの組み合わせで使っていたことは多くあります)、安全の為には同一メーカーで統一してください。
なお、家庭で使っているカセットコンロのガスカートリッジは連結部分の形状が違うのでアウトドア用のガスバーナーに連結できません。
ガスバーナーとガスボンベの連結方法は、ガスバーナー・ガスボンベの詳しい使い方をご覧ください。
アウトドア用のガスボンベは、アウトドア用品店やホームセンターのキャンプ用品売り場に行けば購入することができますが、どのガスボンベでも外観の色が違うだけですべて同じように見えますよね。
しかし、ガスボンベのサイズと缶の中に充填されている液化ガスの成分が違ってきますので注意が必要です。
ガスボンベのサイズは、500サイズといわれる500g缶と250サイズといわれる250g缶の2種類があります。ガスは気体ではなくLPG(液化石油ガス、常温で液化された状態)が使われています。
上の写真で説明すると、左と右でガスボンベの大きさが異なりますよね。左が500g缶、右が250g缶です。
そして、ガスボンベに充填されている主なガスの成分の種類は、
という3タイプがあります。
ガスボンベを選ぶ時のポイントは、春から秋に使うのであればノーマル・レギュラーガスといわれる安価のブタンのボンベを購入し、冬に使うのであればイソブタンが含まれている寒冷地仕様やプロパンが含まれているハイパワー型のガスボンベを購入してください。
なお、ガスボンベを使う場所の外気温に合わせて適切なガスの成分を選ばないと火力が弱くなることがあり、極低温の環境ではノーマル・レギュラーガスでは着火できない可能性があります。ガスボンベを使用する外気温に合わせてガスの成分を決めてください。
ノーマル・レギュラーガスは真冬の環境では適していないことを覚えておいてください。
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私がおすすめするキャンプツーリングのアウトドアの環境で使うガスボンベは、PRIMUS(プリムス)のノーマルガスの500サイズです。
重量は470gで、ノルマンブタン約65%とイソブタン約35%の比率のガスです。
PRIMUSのノーマルガスは、冬を除いた気温が低温ではない春~秋まで問題なく使うことができる価格が安い一般的なアウトドア用のブタンガスのボンベです。
PRIMUSを含めてどのメーカーのノーマルガスは夏でも気温が低い場所(北海道の夜の気温、2000m級以上の山の頂上付近)で使うと火力が少し落ちるので注意してください。
キャンプツーリングに500サイズを1缶持参していれば、1日30分ずつ使っていくと1週間くらい持ちます。調理時間の目安としては、クッカーで1合ご飯を炊く約15分、炒め物を作る約15分、お湯を沸かす約10分くらい必要です。
アウトドア用のガスボンベは、どこのメーカーでも500サイズと250サイズがあるので、キャンプツーリングの日数に応じで適したサイズを選びましょう。