バイクに快適・安全に乗る為のレインウェアの基礎知識

レインウェアの基礎知識を身に着けて

風とともに大地をかけぬけよう素晴らしい景色が待っています

バイク用レインウェアの目的・機能・選ぶ時のポイント・メンテナンス

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バイク用レインウェアは、雨の日にバイクを快適に運転する目的で作られているウェアのことです。

バイクを運転する時は、降雨で服が濡れないようにする為、防風・防寒をして体が冷えないようにする為にレインウェアを着用することをおすすめします。

バイク用レインウェアは価格が高いものや安いものがあり使われている素材が違うので各機能をよく理解してください。

バイク用レインウェアを扱う時に覚えておきたい基礎知識を紹介します。

目次

バイク用レインウェアを着用する目的

ライディング用品(レインウェア)

雨の日にレインウェアを着用せずにバイクを運転しているライダーさんはいませんか?

真夏はレインウェアを着ずに雨に濡れて運転しても気持ちいいかもしれませんが、春・秋・冬の季節では雨に打たれて服が濡れた状態でバイクで走行すると走行風で体が冷えてしまい寒気を感じます。

雨の日にバイクを運転する時にレインウェアを着用する目的は、雨から服が濡れないようにする為です。

体を濡れないようにするにはレインウェアを着るしか方法はありません。体が濡れると体温を奪われ体が震えだし運転に集中できなくなるので、少しの雨でも面倒くさがらずにレインウェアを着用することをおすすめします。

また、気温が低い地域に行った時に上着を忘れた場合は、レインウェアを着ると風を通しませんので防風着や防寒着の代わりにもなるので活用してみてください。

このように、レインウェアの役割は、雨が降ってきた時に雨によって服が濡れないようにする為、防風・防寒着の代わりにする為に装備するものです。

なお、レインウェアは長い間使っていると雨を弾く防水性能や発汗でウエアの内側が蒸れないようにする透湿性能が落ちてきますので、撥水スプレーを表生地に吹きかけてたまにメンテナンスしてください。

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バイク用レインウェアの機能

レインウェアは、夏用、冬用というように季節によって使い分ける作りにはなっていませんので、どの季節でも使い回して着用することができます。

では、バイク用品店に行くと価格が安いものから高いものまで様々なレインウェアが並んでいますが、各商品で何が違うのかというと性能が違ってきます。

一般的に、低性能のものは価格が安く、高性能のものは価格は高くなり、レインウェアに採用されている主な機能は次のようなものがあります。

  • 表素材:撥水・防水処理をして水をはじく機能
  • 裏素材:透湿処理をして発汗を外部に排出する機能
  • メッシュ:生地が肌へはりつくのを抑える機能
  • ベンチレーション:内部の熱気を外部に排出して蒸れを抑える換気機能
  • 首周り、袖周り、縫い合わせ部分:浸水防止機能

また、走行中にばたつかないようにするばたつき防止機能というものもあります。

快適に運転できるかできないかは防水透湿性の機能が大きなウエイトを持っています。

防水透湿性の機能とは、外部から水が入ってこないようにして内部から水分を排出する素材のことです。

つまり、防水透湿性のレインウェアは汗をかいても蒸れにくいということなので、内側をできるだけ乾燥した状態にでき快適性が増すということです。

但し、防水透湿性の素材だけでは発汗の排出に限界があるので、ベンチレーション機能で蒸れの排出を補うことができます。

バイク用レインウェアを選ぶ時のポイント

レインウェアを選ぶ時に気を付けることは、レインウェアに防水透湿性の素材が使われているか、ベンチレーション機能があり内側が蒸れにくい構造になっているか、走行中のレインウェアのばたつきが少なく雨の侵入が少ない作りになっているかを最重視して選んでください。

サイズに関しては、大きいと走行中にバタバタして運転しにくく、小さいと動きにくく運転しにくいので、大きくても小さくてもダメです。ちょうど良いサイズを選ぶようにしてください。

また、雨の日は視界が悪くなり事故が起きやすいので、黒っぽい色よりも明るい色のレインウェアを着用して他の運転手に自分の存在を知らせる為に、オレンジ色、赤色、黄色、青色などの目立つ色がおすすめです。

レインウェアの場合は価格だけを見て判断しても失敗は少ないですが、どのような機能が付いているのかパッケージに書かれている説明文を読んでからにすると目的のレインウェアを選ぶことができます。

なお、ホームセンターにもレインウェアは売っていると思いますが、価格が安いレインウェアは縫い目から水がしみこんできたり、防水機能が弱いものがあります。性能が低いレインウェアは、雨の中を10分走行しただけで浸水して服がベタベタになることもあるのでよく考えてから選らんでください。

レインウェアは体を雨に濡れないように身を守る雨具ですが、手先と足先は濡れてしまいますよね。

手先を足先を濡れないようにしたい時は、

  • レイングローブ:防水機能で手を濡れないようにするもの
  • レインシューズカバー:靴を履いた状態で身につけて靴を濡れないようにするもの

を使ってください。

各雨具を併用すれば雨の日の運転を今までよりも快適にできます。

雨の日に快適に運転できるレインウェアをお探しの方は、バイクツーリング用のレインウェアの使い方と選び方を参考にしてください。

バイク用レインウェアのメンテナンス

新品のレインウェアは生地の表面に水がかかると水玉ができて撥水していることがすぐにわかりますが、長期間使っていくと生地の表面が水でべたっと覆われるようになりますよね。

生地の表面が水でべたっとなる原因は、撥水効果が落ちてしまったからです。

撥水効果が落ちると透湿効果も落ちてしまうので雨の日の運転は不快感しかありませんが、撥水効果を回復させるには定期的に撥水スプレーを吹きかける作業が必要なことをご存じでしょうか。

レインウェアの水弾きが悪くなってきたと感じたら、ホームセンターに売っている撥水スプレーを表生地に吹きかけてみてください。

撥水スプレーは、レインウェアの他には、テントのフライシート、傘などにも使うことができます。

撥水効果が落ちてしまったレインウェアを着ていても雨を防ぐことができないので新品に買い替えようと考えてしまいますが、撥水スプレーを吹きかけたことがなければ1度吹きかけて撥水効果が回復するか試してみてください。

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