バイクのスピードメーター、走行距離計、燃料計の見かたと給油方法

バイクの計器(スピードメーター、走行距離計、燃料計)の使い方と給油方法を身に着けて

風とともに大地をかけぬけよう素晴らしい景色が待っています

バイクのスピードメーター、走行距離計、燃料計の見かたと給油方法

トップページ > バイクの運転に慣れよう > バイクのメーター類の見かたと給油方法

どのようなバイクにも、現在のバイクの状態を知る為に、スピードメーター、走行距離計(オドメーター)、燃料計という計器(計測機器)がついています。

スピードメーターは今の速度、走行距離計は今までの走行距離、燃料計は燃料タンクに残っている今の燃料の量を表しています。

また、燃料が少なくなったらガソリンスタンドで燃料を給油する作業が必要になります。

ここでは、各計器の見かたと燃料の給油方法について説明していきます。

目次

バイクのスピードメーターの見かた

原付のスピードメーター

スピードメーターとは、バイクで走行している時に現在どのくらいの速さで走っているのかの速さを示す計器です。

原付のスピードメーターは60km/hまで、普通のバイクのスピードメーターは180km/hまでの目盛りがついています。

しかし、原付でも普通のバイクでもスピードメーターの目盛りを目一杯使うことはありません。

なぜなら、原付の法定速度は30km/h、普通のバイクの法定速度は60km/h(高速道路100km/h)だからです。車の流れに乗って走っているとどうしてもスピードを出し過ぎてしまいます。スピード違反でお巡りさんにつかまって反則金を納めなければいけなくなりますので注意しましょう。

バイクを運転中に速度超過でお巡りさんに捕まると、免許の点数が減点されると同時に、一発免停、反則金を納める義務が発生します。気をつけてください。

なお、50ccを超えるバイクの場合は一般道での法定速度は60km/hですが、速度が表示してある標識がある時は標識のスピードに従わなければいけません。例えば、標識に40と書いてあれば制限速度は40km/hなので、40km/h以上のスピードを出して走っていると捕まるのでスピードを調整して走行してください。

スピードメーターが示した速度から走行距離を計算する方法

スピードメーターの指針が示している速度はどういう意味を持っているのかわかりますか?

例えば、30km/hの速さで1時間ずっと走行している場合は、1時間後に30kmの距離を進んでいるという意味合いを持っています。

ですので、高速道路、信号機が少ない道路、交通量が少ない道路を走行している時は、スピードメーターに表示されている速さを使って何分後にどのくらいの距離を進むことができるのかという目安の計算ができます。

距離を求める計算式は、

  • 距離(km)=速さ(km/h)×時間(h)

です。

高速道路を100km/hのスピードで2時間走行したなら、100km/h×2h=200km、1時間30分走行したなら、100km/h×1.5h=150km走ることができるので、ツーリングの時に計算すると役に立ちます。

スポンサーリンク

バイクの走行距離計(オドメーター)の見かた

原付の走行距離計(オドメーター)

走行距離計(オドメーター)は、いままで走った走行距離を示している計器です。

上の写真は原付の走行距離計ですが、ほとんどの原付は9999.9kmまでしか測定できません。

もしも、走行距離計が1万kmになったらどうなるんだろうと疑問に思っている方はいませんか?

その場合は、1万の桁がないので走行距離計が0000.0になって初めからカウントし直します。

普通のバイクの走行距離計は1万の桁があるので、99999.9kmまで測定できます。

走行距離計は、ツーリング先の距離、エンジンオイルの交換時期、燃費の計算などに活用することができます。

バイクの燃料計の見かた

原付の燃料計

燃料計は、燃料タンクの中に燃料がどのくらい入っているのか確認する時に使う計器です。

燃料計をみると、F、1/2、Eという文字が書かれていますよね。

燃料計に書かれているそれぞれの文字の読み方は次の通りです。

  • F(Full):燃料タンクに燃料が満タンに入っている状態
  • 1/2:燃料タンクに燃料が半分入っている状態
  • E(Empty):燃料タンクに燃料がほとんど入っていない状態

バイクには、予備タンク(リザーブタンク)が付いているものと付いていないものがあります。

予備タンクとは、万が一燃料がなくなった時の為に30~50kmくらい走れるように燃料を別で取っておく機能のことです。

普通のバイクには予備タンクがついていますので、通常走行時は燃料コックを必ずONの位置にして走行して、ONの状態で走れなくなったらRESの位置にして予備タンクの燃料を使って走行します。RESにしたら早めに給油してください。
※普段からRESの位置にして走行していると予備タンクの機能は使えなくなります。燃料がなくなったらそのまま走行不能になるので注意してください。

なお、原付には予備タンクがありませんので、燃料計の表示針がEの位置になったら早めに給油してください。

バイクの給油方法

エンジンで動くバイクはガソリンを燃料として使います。くれぐれも軽油を入れないようにしてください。

電動バイクはコンセントから電気を充電して使います。

バイクにガソリンを給油する際は、ガソリンスタンドで給油口を開けて給油してください。

バイクの車種にもよりますが、燃料計のEの位置から燃料を満タンにすると5~20Lくらい入ります。
※原付は5Lくらい、400ccのバイクは10Lくらい、大型バイクは15~20Lくらいです。

原付の給油口の位置は、下の写真のようにシートを開けるとあります。

原付の燃料給油口

普通のバイクの給油口は、下の写真のようにタンクの上側にあり、カギを差して回して開けます。

普通のバイクの燃料給油口

バイクに燃料を入れる時に気を付けなければいけないことを簡単にまとめましたので参考にしてください。

燃料は何を入れればいいの?

ガソリンの種類はハイオクとレギュラーがありますが、バイクや原付に入れるガソリンはレギュラーがおすすめです。

ハイオクを入れても構いませんが、値段はレギュラーより高いですしあまりメリットはありません。

ハイオクって何ですか?

ハイオクとは、オクタン価が100にしてあるガソリンのことです。
※レギュラーのオクタン価は90です。

ハイオクを入れると、ノッキングが起きにくくなり、エンジンの燃焼室を綺麗にしてくれる添加剤の影響もあって、エンジン本来の性能を引きだしてくれる働きをします。

給油時の注意事項

値段が安いからといって間違っても軽油は入れないでください。

ガソリンと軽油ではエンジンの点火装置の違いがありますので燃料に火がつきません。

スポンサーリンク

バイクの運転の関連ページ

スポンサーリンク