トップページ > バイクの運転に慣れよう > バイクのアクセル・ブレーキ・クラッチの操作方法
バイクの教習所では、アクセル・ブレーキ・クラッチの操作方法を教わりましたよね。
バイクの免許を取得して間もない方は操作方法を覚えていると思いますが、長い間バイクに乗っていない方はきれいさっぱり操作方法を忘れてしまっているものです。
ここでは、原付(スクーター)のアクセル・ブレーキ、普通のバイク(マニュアル)のアクセル・ブレーキ・クラッチの役割と操作方法について説明していきます。操作方法を忘れてしまったという方は思い出してください。
目次
原付(スクーター)のハンドルには、加速させる為のアクセル、前輪を止める為のブレーキレバーと後輪を止める為のブレーキレバーがあります。
アクセルのことをスロットルということもあります。
原付のアクセルとレバーの操作方法を説明します。
ハンドルの右側のグリップ(緑色の丸印の場所)が原付のアクセルです。
アクセルは燃焼室へ送られる燃料の量を調節する役割を持っており、アクセルのグリップを手前にひねると燃焼室へ燃料がたくさん送られるようになりスクーターが加速して走り出します。
アクセルを回す速さと量を調節して、適切なスピードになるようにしてください。原付のスピードは、アクセルグリップを大きく回すと速く加速して、小さく回すと加速が鈍くなります。
ハンドルの右側のレバー(緑色の丸印の場所)が原付の前輪のブレーキレバーです。
前輪ブレーキは油圧ブレーキを採用しているので、ブレーキレバーを握るとマスターシリンダーで発生した油圧がブレーキキャリパーのピストンへ伝達されて前輪のブレーキが掛かり走行中のスクーターを止めることができます。
ブレーキレバーを強く握り過ぎると急ブレーキが掛かり大変危険ですので、ブレーキレバーを握る力を調節して安全に止まれるような力加減の感覚を覚えてください。
ハンドルの左側のレバー(緑色の丸印の場所)が原付の後輪のブレーキレバーです。
原付の後輪ブレーキは油圧ブレーキではなくドラムブレーキなので、ブレーキレバーを握るとケーブルが引っ張られ後輪についているブレーキドラムの中にあるブレーキシューの摩擦力によって後輪のブレーキが掛かり走行中のスクーターを止めることができます。
ブレーキレバーを強く握ると急ブレーキが掛かり大変危険ですので、ブレーキレバーを握る力を調節して安全に止まれるように使ってください。
スクータータイプの原付にはクラッチレバーはありません。
したがって、スクーターは走行状態に応じて自動でギアを変速しますので人為的なクラッチ操作は必要ありません。
普通のバイク(マニュアル)のハンドルには、加速させる為のアクセル、前輪を止める為のブレーキレバー、ギアを切ったりつないだりする為のクラッチレバーがあります。
アクセルのことをスロットルということもあります。
また、足元には、後輪を止める為のブレーキペダル、ギアを変速する為のシフトペダルがあります。
オートマチックのバイクにはクラッチレバーとシフトペダルはありませんが、マニュアルのバイクにはクラッチレバーとシフトペダルがあります。どこにあるのか忘れずに覚えてください。
普通のバイクのアクセル、レバー、ペダルの操作方法を説明します。
ハンドルの右側のグリップ(緑色の丸印の場所)がアクセルです。
普通のバイクでも原付と同じようにアクセルは燃焼室へ送る燃料を調節する役割を持っています。アクセルのグリップを手前にひねると、燃焼室へ燃料が多く供給されるようになるのでバイクが加速して走り出します。
アクセルを回す速さと量を調節して、適切なスピードで走れるように感覚を覚えてください。
ハンドルの右側のレバー(緑色の丸印の場所)が前輪のブレーキレバーです。
普通のバイクでも原付と同じように前輪ブレーキは油圧ブレーキを採用しているので、ブレーキレバーを握るとマスターシリンダーで発生した油圧がブレーキキャリパーのピストンへ伝達されて前輪のブレーキが掛かり走行中のバイクを止めることができます。
前輪ブレーキは後輪ブレーキよりもブレーキの効き具合が強いので、力加減を調節して安全に止まれるように慣れてください。
バイクの右側のステップにあるペダル(緑色の丸印の場所)が後輪のブレーキペダルです。
普通のバイクでは後輪ブレーキは油圧ブレーキを採用しています。ブレーキペダルを踏むとマスターシリンダーで発生した油圧がブレーキキャリパーのピストンへ伝達されて後輪のブレーキが掛かり走行中のバイクを止めることができます。
ステップには足のかかとを載せて、ペダルは足のつま先で踏むと後輪のブレーキが掛かり走行中のバイクを止めることができます。力加減を調節して安全に止まれるように慣れてください。
最近のバイクは後輪ブレーキがコンビブレーキになっています。コンビブレーキとは、後輪ブレーキをかけると前輪ブレーキも最適な割合で自動でかかるシステムです。
クラッチレバーはハンドルの左側のレバー(緑色の丸印の場所)です。
クラッチは、エンジンで発生させた動力をトランスミッションに伝えるためのものです。クラッチレバーを握るとクラッチが切れてエンジンの動力がトランスミッションへ伝達られなくなりギアチェンジができるようになります。
クラッチレバーからクラッチまではワイヤーでつなげられていて、クラッチレバーを握ってギアチェンジをして、クラッチレバーを離して動力をギアに伝えてタイヤを回転させます。
バイクは、クラッチレバーを握ったり、アクセルを回したりする動きをワイヤーを使ってクラッチやエンジンに伝えています。
長期間使っているとワイヤーの動きが悪くなりますので、前よりもクラッチの動きが硬いと感じたらグリスを注油してメンテナンスしてください。また、ワイヤーにキズがあったり少し切れていて傷んでいる場合は、なるべく早く新品に交換することをおすすめします。
シフトペダルはバイクの左側のステップにあるペダル(緑色の丸印の場所)です。
ステップに足のかかとを載せて、シフトペダルは足のつま先で踏んだり押し上げたりしてギアチェンジをします。ペダルを押し上げるとシフトアップ(ギアが高くなる)、ペダルを押し下げるとシフトダウン(ギアが低くなる)します。ギア操作は慣れないと難しいので何回でも練習してください。